平成28年8月20日、北九州芸術劇場にて、紙芝居『解釈のちから』を用いた親と子の法律教室を開催しました。
私たち福岡県司法書士会北九州支部では、北九州市及び北九州市近郊の小学校等で出前授業を行うという活動をしています。この法律講座を開始して20周年となる今年・・・「もっと法教育に関心を持ってもらいたい!」「何か記念となる事業を行いたい!」という熱い思いから、いつもの出前場所である学校を飛び出して授業を行うことになりました。
当日、参加して下さったのは、小学5年生・6年生27名とその保護者の方々です。6つの班に分かれてもらったのですが、始めは初対面で緊張の面持ちの小学生たち・・・各班に配置されたチューターの司法書士と雑談をしていくうちに、笑顔も見られるようになりました♪
空気が温まったところで、
いよいよ授業開始!!今回の講師は、大ベテランの原田大輔司法書士です。
「むか~~し、むかし、とある村に、一本の川が流れていました」
子どもも大人も、紙芝居が始まると、すぐにお話に引き込まれていきます・・・
紙芝居の合間合間には「きまり」について考える質問が投げかけられます。
みなさん、自分の意見を発表したり、班で話し合ったり、活発に参加していただきました♪
このように、紙芝居を見ながら質問に答えていくと、文理解釈(きまりを文字通りに解釈すること)・目的論的解釈(きまりの趣旨や目的を考えて解釈すること)の違いを体感することができます。
更に授業の終盤には、視覚を使って自分の答えと他人の答えの違いを感じることができるように工夫しています。
みんなの答え(☆)はバラバラの位置にありますよね。
実は、この授業の答えには「間違い」はありません。
みんなの答え(☆)全てが正解です。
「いいきまりなのか悪いきまりなのか、自分で解釈するちからを身に着けて欲しい。また、他人の意見にも耳を傾けてほしい。」という講師・スタッフの気持ちがみなさんに伝わったのでしょうか。授業は、拍手喝さいの内に幕を閉じることができました!
そして、当日会場に1番乗りに来てくれた方に代表してもらい、修了証書をお渡ししました。
最後にみんなで記念撮影です♪長い時間ですが、あっという間に感じました。みなさん、お疲れ様でした!!
福岡県司法書士会では、県内全域で『法教育』の出前授業を行っています。対象学年は小学校・中学校を主に行っていますが、高校や大学でも授業した実績がありますので、開催ご希望の学校があれば是非お問い合わせください。
福岡県司法書士会による法教育授業『解釈のちから』についての詳しいお問い合わせは、福岡県司法書士会事務局(TEL:092-714-3721)までお願いいたします。